劉氏は、「『隣趣』プラットフォームには、10万人以上が『並び屋』として登録しており、実際に注文を受けて働いているアクティブ登録者は3万人ほどいる。また、アクティブ登録者のうち、『月収1万元超』の割合は5%前後、つまり約1500人いる」と紹介した。
「ネット有名店」の並び代行以外に、彼らの「生計を立てる道」はさまざまある。
アプリ「隣趣」を開くと、単純な商品代理購入から、有名レストランの座席確保、病院での診察順番待ち代行、証明書類の発行申請手続の順番待ち代行など、超大型都市によってもたらされる「順番待ちの煩わしさ」のほとんどが、「並び屋」によって解決可能となる。
また、上海市民が日常生活で遭遇するさまざまな「難題」も、「並び屋」に解決を依頼することが可能だ。
ある「並び屋」は、「ある時、『鳥を追い払う』という珍しい注文を顧客から受けた。一羽の鳥が家の中に入ってきて、それをとても怖がっていたため、急いで私に依頼をしたようだ」と話した。
このほかの珍しい注文として、顧客が購入した航空券で飛行機に乗り、上海から海南まで届け物をしてほしいというものもあったという。「これは、我々が注文を受けたなかで、過去最長距離の『使い走り』だった」と劉氏は述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年5月2日
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