百度と小魚在家はこのほど、百度の人工知能(AI)プラットフォーム「DuerOS」を搭載するテレビ電話ロボット「分身魚」を発表した。子供や高齢者のいる家庭はこのテクノロジーによる「分身術」で仕事と生活を両立させることができる。北京日報が伝えた。
「分身魚」の最大の特長は「最強の脳」だ。音声コミュニケーション、様々な知識の紹介、スマート問題認証、児童認証・保護、音楽・動画・娯楽、スマートホーム制御などの面で、自然言語による会話を可能にしている。例えば人気ドラマ「人民の名義」を見たい場合、「小魚、『人民の名義』が見たいんだけど」と声をかけるだけで、直ちに動画を検索し再生してくれる。出張していても、夜に家で子供に絵本を読んであげたい場合、「分身魚」を通じてまるでその場にいるように子供を寝かしつけることができる。子供が宿題の問題を解けなければ、「分身魚」にスキャンさせることで、アドバイスが可能だ。朝起きてカーテンを開けたい時に「小魚、カーテンを開けて」と声をかければ、スマートカーテンが声に応じて開かれる。
AIは徐々に一般家庭に進出している。中国国内のIT大手のうちAI事業を早期展開した百度は、次世代対話型AIプラットフォーム「DuerOS」により、AI生態システムの構築を続けている。同社は小魚在家、ハイアール、美的、レノボなどの大手と事業提携している。業界関係者によると、AIの応用は今年急成長し、AIに基づく対話型交流が未来の最も主流なマンマシンコミュニケーションになる見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年5月2日
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