初の国産大型旅客機「C919」がまもなく大空に駆け上がる。開発を担当した中国商用飛機有限責任公司はこのほどC919の機内、コックピット、外観の写真を公開した。新華網が伝えた。
C919は中国で初めて国際基準に則って研究開発され、独自の知的財産権を保有する大型旅客機で、5日に上海浦東国際空港から初飛行の予定だ。天候条件が整わなければ延期になる。
C919の基本タイプは2種類あり、全席エコノミークラスタイプは168席、エコノミー・ビジネス混合タイプは158席。標準設計航続距離は4075~5555キロメートルで、大型旅客機の入門機という位置づけだ。
現在、C919には世界の企業23社から570機の購入予約が入っている。平安国際融資租賃有限公司の予約数が50機と最多で、その他の主要顧客には農銀金融租賃有限公司、工銀金融租賃有限公司、中信金融租賃公司、中国国際航空公司、中国東方航空公司、中国南方航空集団公司などがあり、購入予約の契約書はすでにサイン済みだ。
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