常熟開関製造有限公司、珠海格力電気股フン有限公司(フンはにんべんに分)、廈門(アモイ)宏発電声股フン有限公司(フンはにんべんに分)、江蘇中天科技股フン有限公司(フンはにんべんに分)、この4つの科学技術企業を掘り下げて調査研究すると、共通の特徴があることに気がつく。それは専用の製造設備を自主開発し、これを土台として生産の自動化を実現し、スマート化へ移行したことだ。こうした企業は製造のバージョンアップの実践を自ら推進し、長らく流行した思想や産業政策の習慣性とは明らかに衝突するところがある。各社の身の上には、産業バージョンアップの内生性が体現されているといえる。新華網が伝えた。(文:孫喜・首都経済貿易大学工商管理学院戦略管理学部准教授)
▽「盆栽型」工業システムには「新品種」が必要
長年にわたり、計画経済と「追随モデル」の歴史的足跡が、「盆栽型」の国民工業システムを形成してきたが、こうしたシステムにはもともと欠陥があり、市場メカニズムの有効性を根本のところから制約してきた。こうした状況の中、企業の自主的な設備開発の重要性が際立つようになった。製造設備を自主開発し、スマート製造を自主的に発展させたリーディングカンパニーたちは、国民工業システム全体の「補習授業」という重責を担わざるを得なくなるとともに、産業のバージョンアップに不可欠な「新原動力」になることを余儀なくされた。各社の長年にわたる努力は、産業チェーンの川上と川下の分断をつなぎ合わせ、「盆栽型」生態システムにおける「新品種」繁栄のカギになる。
▽成功した中国企業の発展の論理
詳細に比較すると、常熟開関、格力電気、宏発電声、中天科技の4社は、設備能力の産業化と商業化の面で大きな違いはあるものの、発展の足跡をみると同じようにこうした論理を反映している。自動化設備とスマート化設備の利用者として、自身の利用の経験とニーズから出発し、独力でまたは協力によって外から設備を購入(輸入、または国内製造)して改良を加え、最終的により適した(半)自動化設備(ライン)と(または)検査測定設備(ライン)を開発した。全体としてみると、モデル転換・バージョンアップは各社の大きな動きであり、設備の利用者から設備の開発・製造に携わるまで、これによって製造効率と競争力を引き上げてきた。
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