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中国に「サードウェーブコーヒー」が到来するか

人民網日本語版 2017年05月05日14:09

世界各地で現在、スペシャルティコーヒー店が人気になっており、コーヒー業界の歴史における「サードウェーブ」が到来したと言われている。(文:徐航明。瞭望東方周刊掲載)

「ファーストウェーブ」は、ネスカフェを代表とするインスタントコーヒーが誕生し普及した時期で、多くの人にとってコーヒーが欠かせない生活必需品となった。「セカンドウェーブ」は、スターバックスを代表とするコーヒーチェーン店が世界で流行した時期だ。それらのチェーン店は、コーヒーを販売するだけでなく、くつろぎながら友人とおしゃべりなどができるオシャレなスペースとなり、コーヒー文化の幅が大きく広がった。

そして、現在は「サードウェーブコーヒー」が到来している。その主役は、コーヒー豆の仕入れからドリップまで、とことんこだわったスペシャルティコーヒー店だ。「ファーストウェーブ」、「セカンドウェーブ」との最大の違いは、「サードウェーブ」では本格的な「職人精神」が強調されている点だ。コーヒー豆の仕入れからコーヒーが客の手に届くまでのすべての過程に、誠意と個性が詰まっている。

「サードウェーブコーヒー」の代表格となっているのが、米西海岸で店舗を展開する「ブルーボトルコーヒー」。元クラリネット奏者である創業者のジェームス・フリーマン氏は、「コーヒーマニア」で、コーヒーの品質には極端と言えるほどのこだわりがある。2002年ごろ、フリーマン氏はクラリネット奏者としての仕事をやめ、コーヒーショップの経営に集中するようになった。

そして、日本を何度も訪れており、東京の銀座や渋谷を歩いている時に、喫茶店の雰囲気に魅了されたという。それらの喫茶店は大型チェーン店のように、マニュアルに基づいて機械でコーヒーを作るのではなく、マスターが1杯ずつ丁寧にコーヒーをいれ、客はコーヒーが一滴一滴落ちていくのをカウンターで静かに見ており、時間が止まったかのような雰囲気が漂っている。


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