香港立法会財務委員会はこのほど、賛成30票、反対24票で、香港特別行政区政府の香港ディズニーランド拡張に対する54億5000万香港ドル(約790億円)の出資申請を認可した。中国新聞網が「香港商報」の報道を引用して報じた。
香港商務・経済発展局の蘇錦梁局長は、「同プロジェクトにより、香港は385-416億香港ドル(約5582-6032億円)の経済効果が見込める。これはとても重要な観光インフラプロジェクト」と歓迎した。完成すれば、ディズニーランドのエリア数は7から9に増え、アトラクションは110から130ほどに増える。
計画が発表されて以降、香港特別行政区政府は立法会財務委員会に資金提供の申請を提出。同委員会は約40時間の話し合いを経て、賛成30票、反対24票で申請を認可した。民建聯立法会議員の蒋麗芸氏は会議で、「今回賛成したのは、ディズニーランドの経営が容易でないことを理解してのこと。ディズニーランドに新たなアトラクションがなければ、長期的に見れば倒産の可能性もある。香港地区の子供たちがディズニーランドで遊べなくなるのはつらい」と語った。
香港地区に400億香港ドルの経済効果か
蘇氏は、投資申請が認可されたことを歓迎し、「この計画が提出されてからの5ヶ月間、十分に議論が行われたことは、議員たちがこの議題を重視していることを示している。香港ディズニーランドの拡張は、重要な観光インフラプロジェクト。このプロジェクトで、香港地区は385-416億元の経済効果があり、拡張の過程で3500人の雇用が生まれ、完成後は5000-8000人の雇用が創出される見込み。政府は1日でも早くベストなものを香港地区にもたらすと同時に、ディズニーランドの運営の監視を続ける」と語った。
香港ディズニーランドは、「拡張計画は当園が歴史的進展に向かっていることを示している」とし、香港ディズニーランド行政総裁の劉永基氏は、「立法会の拡張計画サポートに感謝している。当園は全く新しいサプライズを引き続き提供できるようにして、一人でも多くの人に来園してもらえるようにする」と強調した。また、ディズニー社も、「地域内の競争がますます激化する中、香港地区の観光業の魅力を引き続き拡大し、強化していく」としている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年5月5日
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