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中学生30人を対象に「故宮の職人」育成プロジェクトを発動 北京市

人民網日本語版 2017年05月08日10:08

ドキュメンタリー番組の「故宮で文物修復をする(我在故宮修文物)」が故宮の文物修復師を有名人にした。しかし、この業界である程度の人材になれるのはごくわずかな人だけだ。北京日報が伝えた。

故宮博物院の单霽翔院長はその講演で、「体制がきちんとしていないため、故宮の職人たちの流出が止まらない状態だ。故宮の文物修復部門も、現在の修復師たちで行った場合、故宮現存の文物を修復し終わるには百年以上かかる」と話した。

こうした職人不足の現状を改善するため、2015年、故宮と北京国際職業教育学校は互いに手を取りあい、初の文物修復と保護学科を開設した。初年度は20人の生徒が入学し、現在までで同学部に生徒35人が所属している。同学科の卒業生は、人事社会保障部門が発行する文物修復や石刷り、书画装裱など様々な資格の取得が可能だ。文物市場、博物館業、芸術品投資業、オークション業など文化産業関連の職業に就くことができる。しかし制度による規制で、現在同学科の卒業生の学歴は故宮が要求する学歴条件を満たしていない。

この現状を変えるため、今年、北京連合大学と北京国際職業教育学校及び故宮博物院は共同で文物修復と保護学科ハイエンド人材育成試験プロジェクトを開始し、2017年度は30人の生徒を募る。募集条件は、同年中学校を卒業する北京市に戸籍をもつ受験生だ。学生たちの学制と学籍管理は「3+2+2」の全7年間の育成カリキュラムが採用される。最初の3年間は北京国際職業教育学校で学び、専門中学校の学歴を取得。その後北京連合大学で2年間のトレーニングを受け、専門学校の学歴を取得。さらに大学本科への昇級試験を経て、最終的に大学本科の学歴を取得できるという。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年5月8日

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