中国人民銀行(中央銀行)が7日に発表したデータによると、今年4月30日現在、中国の外貨準備残高は3兆295億ドル(1ドルは約112.8円)に達し、前月末に比べて204億ドル増加と小幅に増加し、増加率は0.7%で、3ヶ月連続の増加となった。
国家外貨管理局関連部門の責任者は、「4月には、中国の国境を越えた資金の流動が引き続き均衡状態に向かって落ち着きをみせ、国際金融市場では、米ドル以外の通貨がドルに対して全体的に値上がりし、資産価格も上昇した。こうした要因が総合的に作用しあい、外貨準備残高の増加を後押しした。今後のことを考えると、中国の供給側構造改革が深いレベルで推進されるのにともない、中国経済の基本的側面が安定しつつ好転するという基礎的役割を一層果たすようになり、人民元レートは基本的安定を維持し、国境を越えた資金の流動が均衡状態に向かって発展するとみられ、こうした要因がいずれも中国の外貨準備規模がさらなる安定に向かうよう後押しすることになる」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月8日
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