中国科学院数学・システム科学研究院は8日、第1回国家最高科学技術賞の受賞者で有名数学者の呉文俊氏が治療の甲斐なく、7日午前7時21分に北京市で逝去したと発表した。享年98歳。人民網が伝えた。
中国科学院数学・システム科学研究院が発表した訃報によると、呉氏は中国で最も国際的な影響力のある数学者の一人であり、その研究は数学とコンピュータ科学に深い影響を与えた。呉氏は1919年5月12日に上海で誕生し、1940年に上海交通大学を卒業、1949年にフランスで博士号を取得後、フランス国立科学研究センターの研究員に就任した。中華人民共和国誕生後、呉氏は1951年に帰国し、北京大学、中国科学院数学研究所、中国科学院システム科学研究所、中国科学院数学・システム科学研究院で教鞭を執った。
呉氏は第1回国家最高科学技術賞(2000年)、第1回国家自然科学一等賞(1956年)、第1回求是傑出科学者賞(1994年)、邵逸夫数学賞(2006年)、自動定理の国際最高賞であるエルブラン自動定理傑出成果賞(1997年)を受賞した。
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