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中国国家京劇院の日本公演が大好評 55日間で52公演

人民網日本語版 2017年05月09日13:30

演目に熱烈な拍手を送る日本の観客

今年、日中国交正常化45周年を記念して、春うららかな桜の季節である3月7日から4月30日まで、日本の一般財団法人・民主音楽協会の招きで中国人民対外友好協会が派遣した中国国家京劇院のメンバー60人が、演目「金銭豹(きんせんひょう)」、「太真外伝(たいしんがいでん)」、「鎖麟嚢(さりんのう)」を携えて日本の28都市で、52公演を行った。数千キロの移動を伴った全国公演は、観客延べ10万人を動員した。中国文化報が報じた。

この全国公演では、京劇の演目で表現される中国伝統の素晴らしい価値観が日本国民と中国の距離を縮めた。中国国家京劇院の俳優たちの厳かな雰囲気や卓越した演技、真心が観客と日本の同業者を魅了した。日本の観客は終演時に鳴りやまぬ拍手や多数のコメント、手紙、プレゼントなどを通して、ハイレベルな演目に対する感服と出演者に対する感謝の意を表した。

公演の合間に、京劇俳優たちは2度の親睦会に参加し、日本の大学生や小学生ら数百人と交流。さらに、中高生のためにチャリティー公演も開催し、日本の青少年と触れ合うことで相互理解を深めた。

心のこもった演技で日本人の心を打つ

「字幕があるので、演目中の喜怒哀楽を感じることができ、中国国家京劇院の実力に魅了された」、「夫が中国に行ったことがあり、『京劇はとてもおもしろい』と言っていた。夫は昨年亡くなり、今回私はチケットを2枚買い、夫の遺影を一つの席に置いて、京劇を鑑賞した。本当に味わいがあった」……。

これらは、日本の各会場に置かれたメッセージ帳に残された観客の言葉で、中国国家京劇院の日本公演が好評を博したことを示している。新潟公演を鑑賞した安川一成さんは、「字幕があったので何の障害もなかった。『西遊記』の物語は誰でも知っており、とても親しみがある。『鎖麟嚢』は、善を行い、恩に報いることの大切さを教えてくれている。日本にも他の人に善を行い、犠牲を払うという伝統がある」と話すと、大阪公演を鑑賞した池田清孝さんと圭子さん夫妻は、「前のほうの席を予約したので、俳優たちの細かな表情をはっきりと見ることができた。また、華やかな頭飾りや衣装、たくさんの意味が込められた動き、節と一体となった伴奏などに感動した」と話した。また、神戸公演を鑑賞した浜田倫子さんは折り紙で作った60個の人形を、九州公演を鑑賞した石川高信さんはコーヒー60箱を差し入れした。その他、茶器や日本酒、果物など、心のこもった差し入れが俳優たちのもとに届けられた。


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