中国外交部(外務省)の耿爽報道官は10日の定例記者会見で「『一帯一路』(the belt and road)は開かれた、包摂的な協力イニシアティブだ。中国側はチリやアルゼンチンを含む中南米諸国が『一帯一路』国際協力に積極的に参加し、『一帯一路』イニシアティブが中国・中南米協力及び世界の繁栄・安定をより良く促進するようにすることを歓迎する」と表明した。
【記者】中国側はチリとアルゼンチンの大統領が訪中し、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに出席すると発表した。両大統領の訪中の状況、及び現在のチリやアルゼンチンとの関係に対する中国側の評価について説明していただきたい。「一帯一路」建設へのチリやアルゼンチンなど中南米諸国の参加についての考えは。
【耿報道官】中国にとってチリとアルゼンチンは中南米における重要な協力パートナーだ。昨年11月、習近平国家主席はチリ公式訪問を成功させ、バチェレ大統領と共に包括的な戦略的パートナーシップの構築を宣言し、両国関係は新たな発展段階に入った。昨年、習主席とアルゼンチンのマクリ大統領は2回会談し、各分野の互恵・友好協力の強化について重要な合意に達し、両国関係発展の方向性を指し示した。
中国側はチリ、アルゼンチンとの友好協力関係の発展を非常に重視しており、バチェレ大統領、マクリ大統領の訪問を契機に、各分野で両国との互恵友好協力を一層深め、包括的な戦略的パートナーシップのさらなる前向きな発展を推し進めることを望んでいる。
「一帯一路」イニシアティブは3年余りで、中南米でも幅広く注目され、チリやアルゼンチンなどの国々が「一帯一路」国際協力への積極的な参加意欲を表明している。「一帯一路」は開かれた、包摂的な協力イニシアティブだ。われわれはチリやアルゼンチンを含む中南米諸国が「一帯一路」国際協力に積極的に参加し、互いの発展戦略の連結及び各分野の実務協力を強化して、「一帯一路」イニシアティブが中国・中南米協力及び世界の繁栄・安定をより良く促進するようにすることを歓迎する。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月11日
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