ドイツのドイツ銀行がこのほど発表した報告書によると、世界の47都市を対象に調査を行った結果、住居費用が最も高い都市は米国サンフランシスコであることがわかった。香港地区がその後に続いた。恋愛にかかるコストが一番高い都市はスイス・チューリヒで、日本・東京はスポーツジムなど体づくりにかかる費用が最高だった。新華社が伝えた。
同報告書は47都市の1ヶ月の賃料を比較検討したほか、自動車の燃料代、スポーツジムの費用、デートにかかる費用などを含む日常の出費も考察の対象とした。
同報告書によると、大都市に住んで便利な交通網や整ったインフラの恩恵を享受したいと思えば、物価の高さは我慢しなければならない。
同報告書によれば、米国西部の都市サンフランシスコの3LDKのマンションの平均月家賃は3449ドル(1ドルは約114.2円)に上り、47都市中トップで、2015年から3年連続で首位に立っている。サンフランシスコは平均月収も高く、47都市の中でチューリヒと米ボストンに次ぐ3位だ。
香港地区は月家賃がサンフランシスコに続く2位で、中心部の3LDKのマンションは3237ドルになる。他の生活コストをみると、香港は15年以降、世界でガソリン代が最も高い都市だ。
3位の米ニューヨークは、中心部の3LDKのマンション賃料は毎月2909ドルで、前年比4%値上がりした。
このほか整った医療制度と交通システムを備える英国エディンバラとフランスの首都パリも生活コストが高い。3LDKマンションの月家賃はエディンバラが2361ドル、パリが2289ドルだ。
単身者にとって、スイス・チューリヒが最も生活費がかかる都市だ。調査によると、チューリヒでデートしたり映画を見たりするには他都市よりも多くの費用がかかる。賃料は中心部の3LDKの月家賃が2520ドルで、欧州の都市の中で最高だった。
月家賃で世界10位の東京だが、体づくりにかかる費用が47都市で最も高く、毎月一人あたり129ドルに達した。ドイツ・フランクフルトはわずか45ドルだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月11日
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