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800年眠っていた南宋時代のシルクの服が出土 海上シルクロード研究の手がかりに

人民網日本語版 2017年05月17日14:40

黄岩区の南宋時代の趙氏の墓で出土した衣装。(画像は中国シルク博物館が提供)

「消毒、高画質スキャン、3D記録、CRスキャン……。ここ一年、私たちのチームは時間と競い合いながら、800年眠っていた遺体の衣装を応急保護してきた」。中国の紡績品文化財保護国家文化財局重点科研基地(中国シルク博物館)の周■(■は目へんに昜)副館長は15日、浙江省台州市黄岩区の南宋(1127-1279年)の時代の趙伯▲(▲はさんずいに雲)の墓で出土したシルクの文化財の保護に関する記者会見で、そう語ったほか、「墓が開けられて整理され、今に至るまで、当館は墓から出土したシルクの文化財の応急保護作業をきちんと行ってきた。そして、完全なシルクの衣装77品を確保した」と紹介した。中国新聞網が報じた。

趙氏の墓は、浙江省で出土した南宋時代の古墳のうち、唯一盗掘されていない古墳。加えて、趙氏は皇族であるため、非常に価値が高い。2016年5月6日、この墓が開けられ、整理作業が始まった。中国シルク博物館は紡績品文化財を取り出し、その応急保護を進めてきた。


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