アウディ、BMW、ベンツからなる高級車第1陣営のますます激化する競争の影響や大衆的ブランドの度重なる高級志向のブレークスルーという二重の圧力を受けながらも、高級車第2陣営はジャガーランドローバー、キャデラック、ボルボ、レクサスといったブランドに牽引されて、自動車市場全体と同じように高度成長を遂げている。「経済参考報」が伝えた。
大手自動車メーカー各社が発表した3月の販売量データをみると、販売量としてはキャデラックが第1四半期(1~3月)の累計販売量でトップに立ち、増加率は90%に達した。アキュラは比較の対象となる数値が小さいことから、1~3月期の販売量は同400%以上増加し、増加率で1位だった。リンカーンは同期の販売量も大幅に増加してインフィニティを上回り、増加率は114%に達した。
キャデラックは2016年、第2陣営の販売量チャンピオンの座をあと2千台ほどというところで逃したが、今年第1四半期には他の第2陣営ブランドを大幅に上回った。3月には中国販売量が再び1万台を突破して1万2369台に達し、同63%増と力強く増加した。1~3月の中国販売量は3万9414台で、同2万691台(90.5%)増加した。
ジャガーランドローバーは16年に第2陣営の販売量トップを達成した後、今年1~3月も順調な増加傾向を保った。1~3月の中国販売量は3万3598台で同22%増加した。3月は再び1万台を突破して1万2261台となり、増加率も20%に達した。
ジャガーランドローバーだけでなく、レクサスも3月に1万台を達成した。レクサスの3月の中国販売量は1万747台で同22%増加し、1~3月は2万9258台で前年同期の2万3406台に比べて25.4%増加した。
ボルボのデータも目を引く。ボルボの公式サイトが明らかにしたデータによると、3月の中国販売量は9095台で同20.6%増加した。4月の世界販売量は4万6900台で同10.5%の増加、中国販売量は8700台で同38.3%の増加。中国市場はボルボにとって最も増加ペースの速い市場になった。
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