中国工業・情報化部(省)の張峰チーフエンジニアは17日、「中国は全国一体化の国家ビッグデータセンターを建設し、公共データの開放、基礎データ資源の部門・地域を跨ぐ共有を推進し、データ応用効率及び利用価値を高める。また安全監督管理を強化し、違法な情報漏洩や個人データの販売を厳格に取り締まり、オンラインデータの安全性を維持する」と語った。新華社が伝えた。
研究によると、中国のデータ量は現在、年平均50%以上のペースで成長を続けており、2020年には世界の21%を占める見通しだ。産業の新しい形態が出現し、個性的なカスタマイズ、スマート医療、スマート交通といった一連の新技術・新応用・新業態が生まれている。
ところがビッグデータ産業には、資源開放・共有の程度が低く、データの価値が効果的に発掘・利用されておらず、安全性の強化が待たれるといった問題が存在している。
張氏は「工業・情報化部は公共データの開放と基礎データ資源の部門・地域を跨ぐ共有を推進し、信用・交通・医療・衛生・雇用などの分野のデータの社会への開放を優先的に推進する。工業ビッグデータ発展ロードマップを研究・策定し、ビッグデータ及び製造業の融合発展を促す。またデータ資源の収集・保管・応用・開放などの安全保護を強化し、電気通信及びオンラインデータ管理細則の策定を促す」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年5月18日
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