松山バレエ団のリハーサル室の廊下には、毛沢東主席や周恩来総理などの中国のかつての指導者の言葉がびっしりと貼られている。松山バレエ団で20年以上ダンサーとして活躍する在日華人の鄭一鳴さんは、「若いバレエダンサーに作品の時代背景を理解させるために、当バレエ団では毎日1時間中国史を学ばせている」と語った。
公演の最後には、バレエダンサー全員が中国人に対する謝罪と感謝の言葉を中国語で読み上げる。これについて、松山バレエ団総代表である清水哲太郎さんは、「現在の政治的な環境では、日本の政治家はこのような言葉を言いたがらない。そのため、芸術の創作を通じて、日中両国民が手を取り合ってずっと協力していくことを願っている」と話した。
国の交わりとは人々が互いに密に交わること。松山バレエ団の試演会を見た在日本中国大使館友好交流部参事官を務める汪婉氏は、「松山バレエ団が中国で初めて『白毛女』の公演を行った際に、観客に驚きと感動を与えたことを今でもはっきりと覚えている」と話した。また、中国国際文化交流センターの丁奎淞・秘書長は、「今回の松山バレエ団による15回目の中国公演は芸術の旅であり、友誼と平和の旅でもある」と語った。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年5月22日
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