「自動」の実現の背後には、クラウドコンピューティングがある。それが最も安全で、最もスマートで、最も効率的な運転を選択してくれ、赤信号になりそうな時はアクセルを踏むこともないため、ガソリンの節約にもつながる。また、車両同士の「情報交換」も可能で、追突や衝突、人身事故などの根絶にもつながる。
上海モーターショーでは、最新のハイテクシステムや新商品が大量に展示され、来場者にとっては、未来の自動車のシステムにほぼ直に触れられる機会となった。私は、中国は世界最大の自動車生産、販売国だけではなく、新エネルギー自動車、自動運転技術などを喜んで受け入れ、積極的にいろんなことを試している国だと感じた。これも、世界の自動車メーカーが最先端技術を引き下げて上海モーターショーに参加している理由の一つだろう。
中国の自動車産業は今後数年の間に、大きな変化と進歩をきっと遂げてくれるだろう。
上海モーターショーも一大イベントで、多くの一般市民がなんとかしてチケットを手に入れ、来場して見れるものは全て見ようと熱心に見学していた。高級車は、一般市民にとってなかなか手が届かない存在であるものの、そういった理由で未来に対する好奇心が薄れることはない。
そのような光景を見て、私は30年前に東京モーターショーに行った時のことを思い出した。当時、東京の人たちは、今の上海の人と同じように、熱心にモーターショーを見学していた。しかし、今の東京モーターショーに行くと、カッコイイ車の横に美しいコンパニオンが立っているものの、一般来場者はとても少ない。そのため、どこに飛びつくべき大きなチャンスが転がっているかは一目瞭然。各メーカーが中国市場に飛び込んでいるのにはそういった理由がある。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年5月24日
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