〇「世帯収入は、夫婦で共同管理・処理すべき」54.8%
回答者の46.9%は、「夫がお金を稼ぎ、妻がそのお金を遣う」という家庭モデルは今後も存続すると考えていた。「長くは存続し得ない」とした人は26.8%、「どちらとも言えない」とした割合は26.3%だった。
「家計問題をめぐりパートナーと揉めたことがある」と答えた人は42.0%に上った。
張さんは、「退職後、私と夫との間で、家計に関する考え方の食い違いが浮き彫りになった。夫はかなり責任感が強い方だが、それでも、『妻が家で休息している』と無意識に感じるようになったようだ。『僕が汗水たらして働いているのを尻目に、君は洋服や化粧品にお金を使っている』と私に恨み言を言うことがある。たまには私も、自分のために買い物を楽しみ、自分の好きなことをする自由が欲しい。彼にお金が必要なので欲しいと言い出す時はいつも、自分が弱い立場になったような気がする」と打ち明けた。
家計の負担が夫婦の一方にだけ圧し掛かると、どのような問題が発生するのだろうか?「夫婦間の発言権や決済権に不平等が生じる(52.9%)」が最大の問題であると考える人がもっとも多く、「夫婦のどちらか一方にお金を稼がなければならないという圧力が大きく圧し掛かる(52.7%)」がこれに続いた。このほか、「夫婦のどちらか一方に家事の圧力が大きく圧し掛かる(48.2%)」、「夫婦がお互いを理解することが難しくなる(37.9%)」、「夫婦関係の調和と安定が崩れる恐れがある(31.8%)」などの回答が挙げられた。
男女別にみると、男性の回答で最も多かったのは、「夫婦のどちらか一方にお金を稼がなければならないという圧力が大きく圧し掛かる」で、女性の回答では、「夫婦間の発言権や決済権に不平等が生じる」が最多だった。
夫婦は世帯収入をいかに管理・処理すべきだろうか?調査によると、最も多かった回答は、「世帯収入は、夫婦で共同管理し、相談の上処理すべき(54.8%)」だった。以下、「世帯収入のほとんどは夫が管理・処理すべき(12.8%)」、「世帯収入のほとんどは妻が管理・処理すべき(10.9%)」、「夫婦がそれぞれ収入を得て、それぞれ処理すべき(8.1%)」、「世帯収入のほとんどは夫が管理し、妻が処理すべき(6.9%)」、「世帯収入のほとんどは妻が管理し、夫が処理すべき(3.2%)」などの回答が続いた。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年5月26日
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