古森会長は78歳の高齢でありながら、頭の回転が速く、新技術の発展に独自の見解をもっており、「富士フィルムはモノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)などの新技術に積極的に取り組んでいる。医療の診断分野では、X線画像によって病巣がどこにあるかを診断する。これまでは医師が肉眼で検査と分析を行っていたが、今ではAIによるスクリーニングが可能だ。AIやインターネットといった新技術が大きく発展すると、センサーなどの製品に対するニーズも増加した。センサー製造にはどんな材料を使用するか、どのような部品が必要か、富士フィルムが強みを発揮できるところがあるか。新技術の変化と応用をよりよく研究するため、富士フイルムはインフォマティク研究所と先端コア技術研究所も設立した」と述べた。
古森会長は中国市場の位置づけについて、「中国市場は富士フィルムにとって日本と米国に次ぐ3番目の市場で、売上高はグローバル売上高の12~13%を占める。中国市場には29の子会社があり、このうち10社はメーカーで、従業員は1万8千人を超える。今後も規模を拡大し、人員を増やし、中国市場での発展に力を入れていく」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月11日
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