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帰る家もなく、行きつく先は刑務所 日本の高齢者犯罪

人民網日本語版 2017年05月27日15:23

日本は高齢化社会が深刻な大国だ。先進諸国の中で、日本の犯罪率は比較的低いが、高齢者という世代における犯罪件数はここ数年増加傾向にある。高齢化が加速するにつれて、日本において「高齢者犯罪」が深刻な社会問題となりつつある。中央テレビニュースが伝えた。

日本の法務省がまとめた「犯罪白書」2015年度版によると、ここ20年ほど高齢受刑者の数が増加し続けているという。2014年と1995年のデータを比較してみると、高齢者犯罪総数はおよそ4.6倍の伸びとなっている。また、警視庁のデータによると、2015年に警察に逮捕または尋問を受けている容疑者のうち、約20%が65歳以上の高齢者となっている。

罪を犯す高齢者のほとんどが貧困が原因となっている。「犯罪白書」によると、貯金が100万円以下の高齢者の割合は約6%となっており、約8%の高齢者は毎月4万円ほどの年金だけを頼りに生活しており、なかには全く収入が無いという高齢者もいる。

そして生活困窮の他に、高齢者を犯罪に至らしめるもう一つの原因が孤独感だ。統計によると、逮捕された高齢者のうち約7割は窃盗犯でありそのほとんどが少額の窃盗罪となっている。こうした高齢者は金があるにも関わらず、故意に支払いをせず、スーパーなどでサンドウィッチなどを盗む。彼らが物を盗むのは刑務所に入所するためなのだ。


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