▽「果てしない道のりの中の一歩」
BBCが紹介した専門家の話では、「中国は確かに重大な飛躍を遂げたが、今回の成功は果てしない道のりの中のほんの一歩に過ぎない。中国はメタンハイドレート採掘の道のりでついに光明を見いだしたが、どんなに早くとも2025年までは真の意味での商業的開発は始まらない」という。
メタンハイドレート採掘の産業化を実現させようとすれば、前方には「巨大な障害」が横たわる。CNNの報道によると、「専門家はメタンの漏洩を懸念する。メタンの温室効果は二酸化炭素の25倍だ。また天然ガスは石炭よりもクリーンだが、二酸化炭素を排出することには変わりない。高額のコスト、潜在的な環境汚染、技術的障害により、今後30年間はメタンハイドレートが商業化される可能性は極めて低い」という。
だがそれでもBBCの報道が指摘するように、メタンハイドレートは革命的な意義をもつエネルギーになる可能性があり、世界の未来のエネルギー需要にとって非常に重要な存在だといえる。メタンハイドレートは地球で最後の炭素ベース燃料になるかもしれず、各国は全力であらゆる手段を尽くしてメタンハイドレートの採掘を安全で利益の見込めるものへ育てていこうと努力している。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月1日
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