業界の権威ある分析報告書の他に、一部の国際主流メディアも最近、中国のインターネット業界の発展における新たな流れに注目し続けている。ブルームバーグは中国のシェアリングエコノミーに注目する「中国はまさにシェアリングエコノミーの未来」と題した論評で、中国国内で流行中のシェア自転車、携帯充電器や傘のシェアといったモデルに言及し、「これらのベンチャー企業の動向がどうであれ、中国のシェアリングエコノミーモデルは他国よりも、よい未来を手にする可能性が高い」と論じた。
記事は「中国のシェアリングエコノミーの未来をこれほど楽観視できることには、3つの理由がある。まず中国の人口の特徴だ。ミレニアル世代はEC産業及びその後のシェアリングエコノミーの発展を促進した。中国の若者は、生活の体験をより重視する。次に、中国消費市場の変化だ。消費者は質の高い製品とサービスにより関心を持っている。最後に、最も重要な点だが、中国の消費者はモバイル決済など、革新を受け入れようとする点。中国の消費者らは現在、ショップなどでQRコードによる決済をすることに慣れている。このような時代の流れにより、傘をシェアリングすることですら、珍しいことではなくなった」と分析した。
フォーブス誌(電子版)もこのほど、中国のモバイル決済の流行に関する記事を掲載した。記事は、「今日の中国では現金をまったく携帯しなくても、携帯電話だけでスムーズな生活を楽しむことができる。中国人消費者の消費習慣には大きな変化が生じている。ITの発展により、朝食の購入や旅行といった一連の活動が、この上なくシンプルでスムーズになっている」としている。
そして、「中国のモバイル決済規模は爆発的な成長を遂げた。関連データによると、昨年の決済規模は1兆8500億ドルにのぼる。インターネット技術により、現金というモノは中国で本当に過去と化したかのようだ」との見方を示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月6日
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