中国大学統一入学試験の理系成績トップと人工知能の対決が、7日午後に行われた。小中学校向けスマート化教育企業「学霸君」が自主開発したスマート教育ロボット「Aidam」が、初めて大学入試の理系成績トップ6人と北京で対決し、2017年度大学入試文科系の数学科目の試験に挑んだ。中国青年網が伝えた。
Aidamは午後6時40分から試験を始め、わずか9分47秒で完成。「学霸君」の開発者である張凱磊氏は、「とても緊張している。まるで娘を受験に送り出すような気持ちだ」と話した。一方の6人は今年の中国大学統一入学試験数学科目が終了後、問題を入手し、試験を始め、回答にかかった時間は55分だった。
この激しい戦いの結果、数学特級教師で数学オリンピックのコーチである韓兆勇氏は、Aidamの成績は134点で、6人の平均点は135点だったと発表した。
スマート教育ロボットはロボットという実体を持つわけではなく、ディープラーニング、専門家システム、自然言語処理を中心とする複雑な人工知能システムとなる。このシステムは人間のプログラムロジックを学び、人間の考え方と勉強方法を熟知することで、回答方法をマスターする。「学覇君」は数年をかけ、200人以上の技術者の力によって研究開発されたスマート教育ロボット。ベテラン教員とエンジニアが7000万題の問題を使い、推理エンジンと複雑な知識要素を構築した。ロボットはすべての回答方法の中で、最もシンプルなものを選択するという。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月9日
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