「授業をサボった男子学生は、女子寮の部屋掃除をすること。また、授業をサボった女子学生は、教室または男子寮の部屋掃除をすること」-武漢商貿職業学院マスコミ・芸術学部で大学1年生の指導員を務める崔博文さんはこのほど、授業をサボった学生に対して、このような一風変わった罰則を設け、世間の注目を集めた。楚天都市報が伝えた。
崔博文さんは、服飾科の学生の指導を担当している。一部の学生は、いつも夜間の自習に出席せず、自室でゲームをする、昼寝をするなどして過ごしている。そこで彼は、ちょっと変わった罰則ルールを思いついた。それは、授業をサボった学生が異性の寮の部屋を掃除するというもの。具体的には、テーブルを拭き、床を掃き、モップで床を水拭きする。トイレも掃除して、その部屋の学生が仕上がりに満足すれば、ようやく掃除が完了したとみなされる。
一昨日、呉君ら3人は夜の自習に参加せず、自室でゲームしているところを崔さんに見つかった。昨日昼、3人は罰として女子寮10号棟のある部屋を掃除するよう命じられた。床の掃き掃除と水拭きをし、テーブルを拭くこと20分、ようやくその部屋の女子学生から掃除完了と認められた。罰を受けた3人の一人である孫浩冉君は、「罰として女子寮の部屋を掃除するという醜態を女子の目の前で晒してしまった。今後、授業をサボるような真似は絶対にしない」と話した。ある女子学生は笑いながら、「私たちも、今後ぜったいに授業をサボらないわ。臭くてたまらない男子寮の部屋掃除をするなんてまっぴらよ!」と話した。
崔さんは新しい罰則の効果に非常に満足しているという。「学生たちは、自分たちの悪い所を改めるだけではなく、掃除によって身体も鍛えられる結果となった。今では、授業をサボる学生はめっきり減った。もしも今、授業をサボろうとする男子学生がいれば、クラスメートから、『女子寮の部屋掃除をしたいのか?』と注意されるだろう」と彼は話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月13日
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