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イングランドの小学校、数学の授業で「中国モデル」を導入

人民網日本語版 2016年07月15日11:16

イングランドの小学校8千校の数学の授業で、「中国モデル」が採用されることになった。英教育省は、今後4年間で4100万英ポンド(1英ポンドは約140円)を投入して数学教育を改善し、「中国モデル」を普及させることを決定した。12日付けの英国メディアの報道を引用して環球時報が伝えた。

英タイムズ紙の報道によると、英国教育省のニック・ギフ学校担当大臣は12日、「上海式数学教育」をイングランドの標準教育モデルとすることを発表した。3年ごとに実施される国際学力調査から、上海の教育システムが急速に世界的にも最も優れたシステムとなってきているためだ。上海の学生の数学的リテラシー、読解力、科学的リテラシーは軒並み、世界トップとなっている。一方、英国は、どの科目においても、トップ20に入ることがだきなかった。上海の15歳の学生の数学的リテラシーは、英国の学生に比べて3年進んでいた。12日付英デーリー・テレグラフ紙は、「教育省は、『東アジアの数学教学メソッド』を採用する計画だ。このメソッドは、主に中国とシンガポールで実施されている」と報じた。

英教育省の計画によると、イングランドの小学校総数の半分に相当する8千校において、5歳以上の児童を対象に、計算練習の量を増やすという。正解率の高さだけでなく、計算スピードのアップも目指す。彼らの計算能力が一定レベルを突破すれば、さらに難易度の高い学習レベルに進む。授業の質を保障するために、各小学校で2人の教員に研修を課し、専門書籍での学習と実践を通じて、「上海式数学教学メソッド」を習得させる。


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