6月13日、中国とパナマは国交樹立の共同声明に調印した。パナマは共同声明で、世界には一つの中国しかなく、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法政府であり、台湾が中国の領土の不可分の一部であることを承認した。パナマ政府は即日台湾との「外交関係」を断絶するとともに、台湾といかなる公的関係も持たず、いかなる公的往来も行わないことを約束した。(人民日報「鐘声」国際論評)
中国とパナマの国交樹立は人心の向かうところ、大勢の趨くところだ。1971年10月、第26回国連総会は2758号決議を採択し、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法政府であることを承認した。決議の体現する「一つの中国」原則はすでに国際社会の普遍的共通認識、一致して認める国際関係の準則となっている。パナマによる「一つの中国」原則の承認、中華人民共和国との国交樹立及び台湾当局とのいわゆる「外交関係」断絶は、国際関係の準則を守り、国際正義を体現するものだ。
「一つの中国」原則は中国の核心的利益及び中華民族の感情に関わり、中国と世界各国が友好協力関係を維持し、発展させるうえでの前提条件であり、政治的な基礎だ。中華人民共和国との国交樹立というパナマ政府の重要な政治決断は、パナマの国と民族の根本的利益に完全に合致し、時代の発展・進歩の潮流に完全に合致し、国際法に合致し、国連憲章の趣旨と原則に合致し、国際社会の共通認識に合致する。中国の政府と国民はこれを高く評価し、熱烈に歓迎する。
中国とパナマの国交樹立声明調印は歴史的一歩であり、友誼の延長継続だ。160年余り前、最初の華人がパナマに到着し、双方交流の長い道程を開いた。この過程において華人は「両洋鉄道」とパナマ運河の建設に加わり、苦難を経験し、汗を流した。今日では米がパナマ人の主食の1つとなり、広東料理が人々に好まれ、週末の朝の飲茶が多くの民衆の習慣となっている。これらはいずれも、中国とパナマの伝統的友誼の真の姿の描写だ。
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