【上野の街全体にあふれるパンダのイラスト】
赤ちゃんパンダ誕生のニュースが出た後、上野の各商店の動きは極めて素早く、様々なパンダ関連グッズを売り出した。それらはどれも、思わず買いたくなるような可愛さあふれる商品ばかりだ。
上野松坂屋は12日から20日まで、販促キャンペーン「ハッピーパンダウィーク」を催している。
同店は、パンダデザインのパッケージが施された限定商品を販売。また、紙製のパンダ帽を無料で配布し、観光客の人気を集めている。さらには、パンダの顔の形をした巨大なアドバルーンまで登場した。
日本経済新聞は、「関西大学の宮本勝浩名誉教授は、入園者数やグッズ売り上げの増加などで、赤ちゃんパンダは東京都に267億円の経済効果をもたらすと試算している」と報じた。日本の景気回復に力強さが欠ける状況において、各業界はパンダ誕生によってもたらされる経済効果に大いに期待している。
【パンダへの愛情あふれるネットユーザーたち】
あるネットユーザーは赤ちゃんパンダ誕生を記念して、パンダの絵を制作した。
みんなが続々と赤ちゃんパンダ誕生を祝福し、3頭家族となったパンダの「吉祥三宝」に会いに行きたい気持ちを次の通り表現している。
「シンシンが赤ちゃんを産んだ!元気に育ちますように!いずれ『赤ちゃんパンダブーム』がやってくるだろう! 」
「シンシン、おめでとう!出産お疲れさま!赤ちゃんが元気にすくすく育ちますように」
「上野動物園で赤ちゃんパンダが誕生した!おめでとう!早くシンシンと赤ちゃんに会いたいな」
「シンシン、赤ちゃん誕生おめでとう!上野動物園に会いに行くからね!」
「一日も早く、シンシンと赤ちゃんの元気な姿を皆が観ることができますように」
「母子ともに健康で安心しました。赤ちゃんが無事育ちますように。このところ動物園には行っていないが、上野動物園には早く行きたいな」
【期待される中国人観光客の増加】
シンシンと赤ちゃんパンダは、まだ公開されていないが、13日は雨だったにも関わらず、多くの人が父親パンダに会いに上野動物園を訪れた。
金子氏は13日、「これまでの経験から、赤ちゃんパンダが公開されるのは、誕生後少なくとも半年後以降となるだろう。赤ちゃんの具体的な成長状況にもとづき、当園が公開のタイミングを判断する」と説明、次のように続けた。
「1972年、『ランラン』と『カンカン』が、日中国交正常化を記念して中国から上野動物園にパンダが初めてやってきた。日中国交正常化45周年という節目の年に新たな命が誕生したことを、私たちはとても嬉しく思っている」。
「現時点で、赤ちゃんパンダはまだ極めて小さい。中国からの専門家によるサポートのもとで、順調に成長してくれることを願っている。これが、我々にとって当面の重要任務である。赤ちゃんがある程度大きくなれば、より多くの中国人観光客も見に来てくれるようになることを期待している」。
同園が提供した写真を見ると、シンシンが大事に赤ちゃんを口にくわえている様子が分かる。「目に入れても痛くないほどの可愛がりよう」とは、まさにこのことだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月15日
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