毎年6月18日に行われるネット通販イベント「618」は今年で7年目にあたる。初めはこのイベントを仕掛けた京東のプラットフォームで行われるだけだったが、今では多くのEC企業や商店がこの「カーニバル」に加わっている。規模は11月11日のネット通販イベント「ダブル11」には及ばないが、618は消費牽引の重要な窓口の一つに成長している。
天猫(Tmall)のデータをみると、今年はイベント開始からわずか7分で、系列の天猫国際(Tmallグローバル)の売上が1億元(1元は約16.3円)に達し、日用品市場では天猫超市の売上が開始から30分で前年同期の13倍に達した。京東は開始から1時間の売上高が同250%増加し、午後3時の時点で京東商城の累計受注金額が1100億元を超えた。蘇寧易購は開始からの1時間の受注量が同398%増加した。
▽「短時間配送」が徐々に「常態」に
18日の早朝、北京市に住む楊さんが蘇寧易購でチョコレートを注文すると、そのわずか9分23秒後に商品が届いた。これは蘇寧が今回のイベントで発送した商品の第一号でもある。陝西省西安市の■(刑のへんにおおざと)さんは午前10時15分、京東のドローンが運んできた食品2点を受け取った。これは京東のイベント発送商品第一号だ。
一般商品の配送時間がますます速まるだけでなく、生鮮食品などスピードが重要な商品の物流も絶えず改善が進められている。天猫の物流サービス担当企業は各地の冷蔵商品配送チェーンを24時間稼働させ、一日に発送する生鮮食品は500トンに迫る。顧客の一部は注文したその日のうちに、保税倉庫から発送された海外通販商品を受け取ることができるという。
消費者は618の物流サービスがますます向上していることをはっきりと感じ取っている。その背後には企業が新技術を大量に投入し応用していることや物流企業の密接な協力がある。
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