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人民網日本語版>>政治

春の外交のハイライト 習近平主席の欧米歴訪

人民網日本語版 2017年04月11日15:27

習近平国家主席はフィンランドのニーニスト大統領の招待を受けて4月4日から6日にかけて同国を公式訪問した。また、米国のトランプ大統領の招待を受けて4月6、7両日に米フロリダ州パームビーチの高級別荘「マー・ア・ラゴ」でトランプ大統領と会談した。王毅外交部長(外相)はこれを「第19回党大会招集前に国内外の大局を統合的に計画する重要な外交活動」と呼んだ。(文:阮宗沢・本紙特約論説員。中国国際問題研究院常務副院長、研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

現在世界は大きな変化と調整の渦中にあり、国際情勢は危機とチャンスが交錯している。

一方では、西側世界を代表する欧米が内外政策面で不確定性を抱え、揺れ動いている。米国のトランプ政権は就任後、「米国第一」と「米国を再び偉大にする」との「新ビジョン」によって内外政策を統率し、大国関係と地域情勢を処理している。第2次大戦後、声高らかに邁進し続けてきた欧州統合は大きく挫折。欧州では国内政治が四分五裂している国が少なくない。ポピュリズムと保護主義勢力が大西洋両岸で台頭しつつある。

もう一方では、中国に代表される新興エコノミーが全力で前進し、世界経済の回復と成長に対する寄与率で先進国を上回るだけでなく、グローバル・ガバナンスの整備、反保護主義において旗幟を鮮明にしている。今年1月、習主席はダボス会議とジュネーブの国連欧州本部で重要演説を行った際、グローバル・ガバナンスなど重要な問題における中国の立場を特に明確にし、国際社会の称賛を勝ち取った。

こうした中、協力に焦点を合わせた今回の習主席の欧米歴訪は、重要なタイミングで行われ、鍵となる議題を取り上げた、重大な意義を持つものであり、国際情勢推移の不確定性を減少させる助けとなり、「世界を安定させる錨」としての中国の役割を発揮し、今年の第19回党大会召集に向けて良好な外部環境を築いたと言える。具体的には大きなハイライトが2つあった。


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