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人民網日本語版>>経済

東京、ニューヨーク、北京......人はなぜ都市に集まるか

人民網日本語版 2017年06月21日08:23

大勢の人が比較的狭い地理的空間に集まり、一定基準の人口密度を上回ると、そこは「都市」と呼ばれるようになる。目を見開いてじっくり眺めると、こうした変化の動きは世界のどこでもいまなお増えることはあっても減ることはなく、都市化の大きな流れをくい止めることはできない。新華社が伝えた。(文:周其仁・北京大学国家発展研究院教授)

世界のどこでも、人々が都市に集まりたがるのはなぜかと質問されたとしよう。文化や文明に関する理由はよくわからないが、経済面での原動力ははっきりと見て取れる。都市はより多くの収入を生み出すから、という理由だ。

2010年に東京を訪れたことがある。大都市東京の人口密度はかねてより印象深いもので、日本の国土面積のわずか4%に人口の25%が集まっていた。だがこの世界トップクラスの大都市は経済の集積度がより高く、この都市の東京の一人あたり平均GDP(国内総生産)は7万2千ドル(1ドルは約111.5円)に達し、日本の全国平均を67.4%上回った。計算すると、大都市東京だけで日本の生産額の40%を生み出したことになる。

他の大都市は東京のようにはならないのだろうか。04年の統計では、大阪は日本の人口の1.6%を占め、経済(GDP)は4.1%を占める。ロンドンは11.8%の人口に13.3%の経済、ニューヨークは2.3%の人口に3.5%の経済が集まる。世界銀行のロバート・ゼーリック元総裁は、「エジプトの人口の35.7%が国土面積の0.5%しかない首都カイロに集中するが、生み出すGDPは全国の半分以上になる」という極端なケースを紹介する。

ほぼ一世代にわたる研究の成果によると、「よりバランスのとれた成長」を志向する人がどれくらいいるかに関わらず、世界規模の事例から、人々の経済活動におけるロジックとは、つまり流動の中で集まり、流動し、そしてまた集まり、人口と経済と富が地理的には面積の相対的に小さな各地域に集中していくというものであることがわかる。


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