韓国の豪華客船「セウォル号」の初の全面捜索活動が、63日間の捜索期間を経て終了した。現時点で、犠牲者のうち5人の遺体がまだ見つかっていない。韓国聯合ニュースの20日付報道を引用して環球網が伝えた。
「セウォル号」現場捜索本部は、今年4月18日、客船の3階から5階部分を44エリアに分けて捜索活動をスタートした。今月20日、初の全面捜索活動がすべて終了した。3階は一般客用キャビンとレストラン、4階は檀園高校学生のキャビン、5階は同校教員および乗務員のキャビンと操縦室があった。
捜査員は、4階船尾側左舷のキャビンで行方不明者3人の遺体のほぼ全てを発見した。また、同船の沈没場所付近の海域では、別の1人の犠牲者の遺体も発見された。今のところ、犠牲者5人の遺体がまだ見つかっていない。犠牲者4人の遺体が見つかったほか、捜査員は、携帯電話や衣類など犠牲者の所持品も発見し、その一部はすでに遺族に返還された。
今回の捜索活動では、かなり多くの捜査員が投入され、最多で1日190人が捜索活動に携わった。捜索活動をさらに細かいところにまで行き渡らせる目的で、捜査本部は今月末、第2回目となる精密調査活動を実施、主に客船の1階と2階部分を捜索する予定という。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月23日
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