床に賞状敷き詰めた女子大生3人の卒業写真が「モーメンツ」で話題 (2)

〇全員「生物の教師」になる3人姉妹

ルームメイト3人は、間もなくキャンパスを巣立つ。部屋の奥の壁に貼ってある「公約」の字は今もまだはっきりと残っている。この公約は、「家庭」、「尊重」、「意思疎通」、「学習」の4部構成となっている。

この公約について、陳さんは以下の通り話した。

「両親の元を離れて大学にやって来たその日から、この部屋が私たちの新しい住まいとなった。だから、各家庭には各家庭のスタイルがあるように、私たちも独自の公約を作った。『家庭』は、ルームメイトを自分の家族だと思い、寮の部屋を自分の家だと思い、外出時にはルームメイトに一声かけ、戻らない時には皆が心配しないよう前もって知らせておく、といった内容だ。また、何か事が起こった時には必ずみんなで相談し、互いの意思疎通を尊重しなければならない。学習面では、3人が互いに管理・監督して、ルールを定めている。宿題を自分でやらずに何かを丸写しにしてはならず、常に謙虚な態度で学び、お互いに助け合わなければならない」。

卒業シーズンが近づき、クラスメートが将来の進路について思い悩む時期が訪れたときも、この3人は、「生物の先生になる」という夢を互いに誓い合っていた。陳さんは故郷の四川省に戻り、高校の生物の先生になる。また、張さんは、江蘇省に戻って中学の生物の先生になる。そして地元である重慶出身の呉さんは、万州区の中学・高校で生物を教えることになっている。（編集KM）

「人民網日本語版」2017年6月26日