2015年12月18日  
 

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「既婚、子供あり」なら就職有利は間違い 難しい育児と論文の両立

人民網日本語版 2015年12月17日09:14

最近、中国では、「既婚、子供あり」の女子大学院生が就職で有利という報道があり、「子供を産んでから就職」が大きな話題となっている。そして、女子大生が出産することの利害得失について、多くの人が議論している。中国青年報が報じた。

「子供を産んでから就職」できる女子大生を「勝ち組」と呼ぶ人もいるが、実際には、それは簡単なことではなく、重圧もかかり、多くの困難にも直面する。

育児と論文の両立難しく

厖依穎さん大学院2年生の時に結婚。当初は出産する予定はなかった。当時、厖さんは、2、3カ月就職活動したものの、どの企業も「25歳で結婚」というプロフィールを見ただけで、「うちに入社しても、すぐに出産するということではないのか?」と首を横に振った。

そのため、厖さんは、卒業前に出産することにした。しかし、出産予定日は論文審査の日に近く、加えてつわりがひどいため、卒業論文が書けず、1年間休学した。そして、男の子を出産して1カ月後になって、卒業論文の作成を始めた。ところが、赤ちゃんの世話もしなければならず、論文に集中できなかった。指導教員からは、「論文の内容が浅すぎる」との電話が何度もかかり、家族からは早く休むようにと言われ、最終的に厖さんは、満足できない内容のまま、なんとか審査に合格した。だが、厖さんが直面した問題はこれだけではない。


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