香港の祖国復帰20周年にあたり、阿里巴巴(アリババ)はこのほど大陸部と香港地区の間でのネット通販に関するビッグデータを発表した。それによると、今年5月に大陸部の消費者がアリババ小売プラットフォームを通じて行った香港の各種商品の購入取引量は前年同月の23.71倍に達し、中でも北京市の消費者が香港商品の買い物に最も熱心だったという。「北京日報」が伝えた。
アリババのデータによると、大陸部の力強い購買力が香港の一連の店舗・メーカーの生産を促した。大陸部消費者に最も人気があるのは、ツバメの巣、Tシャツ・クール商品、調理済み食品で、西洋ニンジン、キャンディ、ピスタチオ、白キクラゲなども人気香港商品の上位10位に食い込んだ。香港商品を最もよく購入するエリアは、北京市、天津市、広東省となっている。
小売産業の発達した香港にとって、通販の発展の見通しはあまり良くないと考えられたこともあったが、ビッグデータをみると、香港の消費者はネットでの買い物の列にますます多く並ぶようになっている。今年5月には香港消費者が購入した大陸部商品の取引量が前年同月比503%増加し、小米、美的、華為(ファーウェイ)、海康威視、海爾(ハイアール)が香港消費者の最も多く購入する大陸部5大ブランドになった。1週間前にはアリババ傘下の通販プラットフォーム・天猫(Tmall)のスーパー部門・天猫超市が香港で正式に開設しており、大量の大陸部商品がここを通じて注文した翌日に香港消費者の元に届けられるようになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月27日
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