ドイツのデータ統計ネットワーク企業の最新調査によると、2012年以降、各国の国民がスマホを使用する時間が目に見えて増加しているという。ブラジル人がスマホを使用する1日当たりの時間が一番長く、平均5時間。中国は1日当たり平均3時間で第2位。3位から8位まではそれぞれ、米国、イタリア、スペイン、韓国、カナダ、英国となっており、1日当たり平均2時間を超えていた。英国の調査によると、多くの人が6分半に1回スマホを見ており、1日の活動時間が16時間と仮定すると、1日で約150回スマホを見ている計算になる。生命時報が伝えた。
中国科学院心理研究所の社会・テクノロジー心理学研究室の朱廷劭研究員は、「心理学の角度から分析すると、多くの人たちが安心感を強めるためにスマホを頻繁にチェックしており、重要な情報、電話を見逃すのを恐れ、最も早い手段で物事を処理したいと考えている。月日が経つにつれて、スマホのチェックが習慣となり、ほとんどの物事を処理する際に、意識的にスマホを取り出してチェックするようになってしまう」と語った。
スマホ依存が引き起こす肉体的・精神的障害
スマホは生活を便利にしてくれるが、そのマイナスの影響も徐々に現れてくる。正常なコミュニケーションができなくなるだけでなく、頸椎病やうつ病などの疾患を引き起こす。
視力低下や背中の痛み
子どもが毎日スマホを2時間以上使用し続けた場合、3ヶ月後には視力が1.0から0.5にまで低下する。長時間うつむいた状態でいると脊椎が圧迫され、脊椎側湾症や首、頭部、肩の痛みを引き起こす恐れがある。英国の調査によると、18-24歳の若者のうち、84%がスマホの使用が原因で首や背中の痛みに悩まされているという。
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