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日本の「老舗之美」に迫る (2)

人民網日本語版 2017年07月04日10:38

それら老舗の物語を探り、一人でも多くの中国人に京都文化を深く体験してもらおうと、発表会では、京都の茶道家や華道家、職人などが登場し、それぞれの技術を披露した。来場者は裏千家の香り良く、苦く甘い抹茶を堪能し、華道の家元・池坊の華道家が生けた、目を奪われるほどの美しさの花に心を癒され、金属に装飾を施す京錺の老舗「竹影堂」の職人の卓越した技巧に驚嘆した。

200年以上の歴史を誇る「竹影堂」の初代・金吾は、目貫刃剣の小道具を製作し、その卓越した技術が評価され、四代目・竹次郎の時に、故有栖川宮殿下より「竹影堂榮真」の号を授けられた。七代目の佳永氏は、「自分が『竹影堂』を継いだのは、『竹影堂』が多くの人に愛されているから。でも、私を支えているのは、一族の名声ではなく、自分の技術」と語る。その自信に満ちた声には、佳永氏自身の技術に対する誇りが感じられた。

何さんによると、古くから定期市文化が京都で大切に残され、発展してきた。手作りの独創的な作品が、京都の人々の生活に独特の味を添えている。現在、京都には周期的に開催される各種定期市があるほか、各種職人や京都の特色ある産業が京都に集まっている。

「街で興った老舗が、逆巻く時代の流れの中で、ずっと生き残って来られた理由は何だろう?現在の継承者たちが、自分の家業を継ぐようになったきっかけは何なのだろう?さまざまな業界で活躍するそれらの継承者にとって、一番継承し続けたい『宝』とは何なのだろう?100年以上の歴史を誇るということは、楽しむ気持ちより、背負っている使命のほうがはるかに大きいのだろうか?京都の文化を発信する者として、『京都之間』は、『定期市』を開発内容の一つとし、100年以上の歴史を誇る老舗を訪問し、それぞれの一族の歴史や職人らの独特の人生に迫りたい。何度も取材して、関連の情報をまとめ、それを書籍にして出版し、京都を訪問する旅行者に便利な情報を提供したい」としている。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年7月4日


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