米科学メディア「PhysOrg」は先ごろ日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2030年頃に有人月上陸を実現するという、野心あふれる宇宙計画を打ち出したと報じた。JAXAが自国の宇宙飛行士を国際宇宙ステーションより遠くに送ると発表したのはこれが初めてだ。科技日報が伝えた。
JAXAは2025年に、アメリカ航空宇宙局(NASA)が主導する、月軌道上に宇宙ステーションを建造する任務に加わる。国際宇宙ステーションは2024年に閉鎖を予定している。米国はこれに続く有人宇宙事業として、月探査の共同推進という構想を打ち出した。これには月軌道での基地建造、宇宙飛行士の基地での滞在、月上陸活動などが含まれる。この構想はより長期的な有人火星上陸を実現し、2033年頃に有人火星探査を行うという米国の目標の一環だ。
JAXAはこの構想に参加する予定で、2019年に打ち上げる無人小型月探査機「SLIM」の関連技術を利用し、有人着陸機を開発する。NASAは日本に対して、基地の重要構成部分である居住エリアを作るよう求めている。JAXAの広報担当者によると、日本はこの国際事業で貢献し、自国の技術を共有し、最終的に宇宙飛行士を月に送り込もうとしている。
NHKによると、文部科学省は政府が来年、より詳細で正式な宇宙探査計画を公表すると発表している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月4日
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