今年に入ってからも、中国経済は昨年下半期以降の安定しつつ好転するという発展傾向を持続させている。第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)は前年同期比6.9%増加し、好調な一年のスタートを切った。フリードマン研究員は、「中国経済の力強い動きには、世界経済の今後の発展に信頼を抱かせるだけの十分な理由がある」と述べた。
専門家は、「中国が自国内で力を入れて推進する供給側構造改革であれ、世界で絶え間なく打ち出す『一帯一路』(the Belt and Road)建設であれ、どれも国際社会に対する積極的なシグナルであり、グローバル市場の信頼感を高めている」との見方を示した。
セルビアのベオグラード平等世界フォーラムのジバディン・ヨバノビッチ代表は取材に応える中で、「国際パワーバランスに変化が起きており、これまでのグローバル経済のガバナンス局面はすでに時代遅れになった。習近平主席の主張されるように、公正で高効率のグローバル金融ガバナンス局面を共同でうち立て、グローバル経済の安定という大局を維持していくことが大切だ」と述べた。
ドイツのメルケル首相は、「杭州サミットのテーマと成果はドイツが主催するハンブルグサミットの構想に合致しており、ドイツは関連の行動計画の実施に力を入れていく」と述べた。フランスのニース欧州研究所のジョージ・ツォゴポロスさん(国際問題が専門)は、「ハンブルグサミットは杭州サミットの流れを受け継ぐもので、杭州サミットで打ち出された多くの建設的な理念がハンブルグサミットでも再び登場し、行動計画となって実施されるだろう。杭州サミットのテーマには世界経済の持続可能な発展に対する中国の科学的認識が反映されており、杭州サミットからハンブルグサミットに至るまで、人々はグローバル経済を引き続き牽引する中国のパワーを感じただけでなく、より公正で合理的なグローバル経済のガバナンスシステム構築に向けた中国のアイディアを共有している」と述べた。(編集張靖)
「人民網日本語版」2017年7月6日
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