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池袋は学問の一つ (2)

人民網日本語版 2017年07月14日13:59

2014年から、池袋にある立教大学は毎年、「池袋学」というシリーズ講座を開設している。池袋がなんと「学問」の一つとなっているのだ。学者らは池袋の漫画の発展の歴史や池袋の鉄道史、池袋の演劇の特徴、池袋の多文化の現状などの研究にいそしんでいる。

100年前、前衛の「池袋モンパルナス」のアーティストらが、時代の潮流を牽引し、当時のロマンチックな風は今の池袋にも影響を与えている。演劇、アニメ、絵画などのアートは依然として池袋で発展を続けている。日本の地域文化の継承を池袋で垣間見ることができる。

21世紀に入り、別の前衛文化が池袋で根を生やし芽を出している。それは、「オタク文化」だ。具体的に言うと、東池袋3丁目で、秋葉原と違うのは、その地域は「腐女子の聖地」と称されている点だ。そこの消費の主力はオタクの女性だ。アニメ関連の商品は現地の観光業を牽引し、アニメを熱愛する外国人観光客はそこで自分の大好きなアニメ関連のお土産を見つけることができるだろう。

「腐女子の聖地」の向かいにあるのが東池袋中央公園で、そのすぐ近くに中国食品スーパー・陽光城がある。日本の繁華街にある公園としては、同公園は大きい部類に入る。公園には大きな木が立ち並び、春になると桜が咲き誇る。そして、秋は紅葉が美しく、多くの人でにぎわっている少し離れた公園の外と比べると、そこは全く別世界。そこでは、緑の木や池の景色を楽しみながら、ゆっくりと散歩することができる。公園の中では、ネコと人が仲良くしているシーンを見かけることもでき、それほどのどかな景色は公園の外では見ることができない。ここが東京拘置所の跡地であることなど誰も想像できないだろう。暗い歴史がそこでは完全に過去のものとなっている。


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