特別展の開幕式で南京大虐殺の犠牲者に黙祷を捧げる参加者ら
今月15日から、旧日本銀行広島支店で、「閉ざされた記憶―ノーモア南京展」と題する特別展が開催されている。南京民間抗日戦争博物館と「閉ざされた記憶-ノーモア南京展」実行委員会が共同で主催し、写真やパネル、実物など約50点が展示されている。ここ20年で、広島で開催される南京大虐殺をテーマにした展示はこれが初めて。広島で開催される南京大虐殺をテーマにした展示に中国サイドが関わるのも初めてだ。現代快報が報じた。
特別展を見学する広島の市民
今年で南京大虐殺が起きて丸80年。一人でも多くの日本人にその歴史を知ってもらおうと、南京民間抗日戦争博物館の呉先斌・館長が率いる訪日団は広島を訪問し、日本の友好団体と共に今回の特別展を開催した。開幕式で、呉館長は、「同特別展は平和のため。広島の市民に、広島の悲劇を記憶すると同時に、南京の悲劇も忘れてはならないと伝えたい。記憶は切り離してはならず、選択的に記憶してもならない。歴史に背けば、新たな災難が起きる。広島の市民が自分が経験した災難を子孫に伝えると同時に、南京の災難も伝え、これは人類の災難であると認めて、最終的に平和が訪れることを願っている」と語った。
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