中国人の欧州旅行が今年になり再びブームを迎えている。中国観光研究院はこのほどオンライン旅行予約サイトの携程旅遊、旅行会社の華遠国際旅遊有限公司と共同で「上半期欧州訪問旅行情勢報告」を発表した。関連の取引データをみると、2017年上半期の欧州への観光客は前年同期比65%の増加を達成し、このうち団体ツアーは同81%増加という高い伸びを示し、現地で申し込む団体ツアーは倍増して、103%の増加率を達成した。「北京日報」が伝えた。
同報告によると、団体ツアーは引き続き欧州旅行の主要スタイルで、中国人の85%が団体を選ぶ。個人旅行を選択する人は15%にとどまるが、増加率は高く、規模は同26%増加した。17年上半期の海外旅行の好調さをふまえると、今年の欧州への観光客はのべ550万人に達し、欧州は中国人観光客の海外旅行で東南アジアと東アジアに続く3番目の目的地になるとみられる。
欧州観光に出かけるのはどの省・自治区・直轄市からの観光客が主力か。上位5ヶ所は上海、北京、成都、深セン、杭州となっている。欧州観光市場は目下、一線都市(北京、上海、広州、深セン)から二線都市、三線都市へと浸透発展しつつあり、今年上半期は観光客のうち二線都市と三線都市からが50%以上を占め、一線都市を抜いた。
欧州観光で最も人気のある目的地はどこか。同報告の17年欧州旅行人気ランキングでは、イタリア、フランス、ドイツ、英国、スイス、ロシア、スペイン、ポルトガル、トルコ、チェコがベスト10に並び、人気都市ランキングでは、パリ、ローマ、フランクフルト、ロンドン、モスクワ、プラハ、リスボン、アテネ、ミラノ、バルセロナが上位10都市に並んだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年7月20日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn