◆レジ係をなくすだけ?
「レジ係、店頭販売促進員、店員」をなくすという使命を担う無人コンビニは、小売の歴史における重要な革命だが、無人コンビニの真の価値も模索中だ。好奇心が薄れたあと、何をもって買い物客を惹きつけ続けるのだろうか。
価格比較サイト・貨圈全の創業者である張沢氏は、「コンビニが利用客の日常生活の需要を全面的に満たすならば、自販機はより基礎的な需要を満たす。それでは無人コンビニが利用客に提供できる価値とは何か。無人コンビニはコンビニと自販機の間に位置する。無人コンビニが多くの自販機を一つの店内に収めるだけならば、消費者にとって何の意義もない。そして従来のコンビニのように開放された商品陳列とするならば、その管理コストを本当にダウンできるのかどうかという点において経過観察が必要だ。これはアマゾンが4年間にわたる準備期間を経て、実験的なAmazon Goを開始してから、実用化に踏み切っていない主因かもしれない」と指摘した。
多くの業界関係者は、無人コンビニの価値は店員とレジ係を無くすだけではないとしている。小売専門家は、「無人スーパーがコストをいくら削減できるかは表面的な現象に過ぎず、利用客の購入習慣とデータを把握し、正確にマーケティングを展開することが最終目的だ。無人はコンビニの主軸ではなく、技術的手段により店舗のスマート化水準を高め、大量のデータによりスマート運営を支え、単位面積当たりの利益を高めることこそが、この変革の根本をなしている」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月25日
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