中国成都市のある団地には「雅馨耕作隊」という名の23世帯が集団で農作業を行っているグループがある。その名声は広まり、北京や上海だけではなく、日本からも団体や個人の見学者が訪れているのだという。成都商報が伝えた。
▽23世帯による集団での野菜作り 栽培作物の種類や方法を統一して計画
雅馨耕作隊は2014年から庭の花壇の一部を利用して野菜を作り始めた。だが、長さ10メートル、幅1.5メートルという狭い花壇ということもあり、その収穫量ではメンバー全員のニーズを満たすことができなかった。2015年、彼らは団地内側に一列に並ぶガレージの屋根の上の約50平方メートルのスペースに目を付けた。そして街道弁事所や団地の支持の下、公益ベンチャー基金「緑色家園」プロジェクト資金を獲得し、ガレージの屋根の上の菜園は正式に種まきを始めることとなった。
副隊長を務める呉永輝氏によると、どの時期に、どの作物をどのように植え、いつ収穫するのかという点はすべて統一して計画されているのだという。限られた土地なので、最大限に活用することがとても重要となってくる。そのため、耕作隊は細かいルールを作り、メンバーはそれらをしっかりと遵守しているのだという。
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