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機内食も「オーダーメイド」時代、1万メートル上空でお気に入りを堪能

人民網日本語版 2017年08月09日13:52
機内食も「オーダーメイド」時代、1万メートル上空でお気に入りを堪能

東方航空は一昨年に南京名物の「鴨血粉絲湯(鴨血と春雨のスープ)」を機内食に取り入れたことに続き、南京―北京線および南京―昆明線エコノミークラスの機内食に、「雪菜肉絲乾拌麺(高菜と肉細切りのあえ麺)」と「滷肉炸醤乾拌面(煮込み豚肉と肉ミソのあえ麺)」を登場させた。また同社は8月4日には南京発鄭州着MU2759便で「辣油小餛飩(ピリ辛ミニワンタン)」の提供を試みて、乗客から好評を博した。このほか、同社の機内食チームは、彼らが得意とする「滷肉(豚肉の煮込み)」も機内食に採用する計画だ。今後、同社のフライトでは、「滷猪蹄(豚足の煮込み)」や「滷牛肉(牛肉の煮込み)」に舌鼓を打つことができるかもしれない。揚子晩報網が伝えた。

現在、東方航空のファーストクラスおよびVIPルームでは、「紅焼牛肉(牛肉の醤油煮込み)」、「雪菜肉絲」、「滷味素鶏(油揚げの煮込み)」をトッピングしたスープ麺が主に提供されており、エコノミークラスはスープの無い「あえ麺」をメインにしているという。

江蘇東方航空食品有限公司の担当者は、「主に次の3点について考慮している。まず、食材の選択。上空では乱気流が生じて機体が上下に揺れやすいため、骨付きの食材やスープ麺はあまり大々的に展開するのは容易ではない。なぜなら、ちょっと油断すると、熱いスープが乗客にかかってしまうおそれがあるからだ。次に、機内食は通常、加熱―急冷―冷蔵―再加熱のプロセスを経た上で、食感とその鮮度を保たなければならない。最後に調理方法だが、現在提供している『鴨血粉絲湯』や『辣油小餛飩』はいずれもスープと食材のパッケージがわかれており、機内で加熱した後、合わせる。また朝食と軽食にはそれぞれ、『辣油小餛飩』、『雨花石湯団(白玉団子)』、『鶏汁回滷乾(油揚げ入り鶏スープ)』、『金陵小米◆(アワ餅、◆は米へんに羔)』、『江南小青団(ヨモギ団子)』、『金陵大肉包(肉まん)』などの中から、1~2種類の有名な秦淮地方の軽食を採り入れている。現在、ファーストクラスおよびVIPルームでは、『紅焼牛肉』と、『南京灌湯包(ショーロンポー)』や『鴨油酥焼餠(パイ風おやき)』などの厳選された軽食が主に提供されている。

高速鉄道では食事を自ら選択できるようになっているが、航空会社でこのサービスが可能となるのは、いつだろうか?関係者は、「現時点では、食事のオンライン予約をめぐる技術面での問題はない。チケット予約を完了すると、新しいウィンドウが表示され、乗客が食事を選ぶと、乗務員がそれを座席まで届けてくれる。このサービスで主に問題となっているのは、サービス料を徴収するか否かという点になる。我々が提供する食事は全て、大量生産されている。もし、一人の旅客のオーダーメイドを受けつけ、それを作るとなると、当然コストが跳ね上がる。このような理由から、現時点では、このサービスはまだ行われていない」と話した。だが、東方航空は現在、オンライン食事注文システムの改善を進めていることから、旅客が機内食のオーダーメイド注文を行える日は、そう遠くないかもしれない。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年8月9日


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