ユナイテッド航空の旅客機。資料画像
米ユナイテッド航空便に搭乗した乗客が、定員オーバーを理由に無理やり引きずり降ろされる様子を捉えた動画がここ数日注目を集め、10日にはその再生回数が680万回を突破した。同トラブルに、ユナイテッド航空のオスカー・ムニョス最高経営責任者(CEO)は10日に声明を出し、「失望させられるトラブル」の解決に努めていると強調した。人民日報海外版が報じた。
米メディア・CNNとシカゴ・トリビューンの10日付の報道によると、トラブルは9日夜の米シカゴ発ケンタッキー州ルイビル行きの3411便で発生。同便にはルイビルで別の便に乗務する乗員4人を搭乗させる必要があったため、自発的に降りてくれる乗客を探したものの、見つからなかったため、保安官たちが座席に座っていたある男性乗客を引きずり出し、通路を引きずりながら運んでいった。
31秒の同動画をフェイスブックに投稿したのは乗客の一人であるオードラ・ブリッジスさん。動画を見ると、保安官3人が中年の男性を無理やり座席から引きずり出し、両手で足をつかんで仰向けの状態で通路を引きずりながら運んでいく様子が映っている。その男性のメガネは鼻の下までずり落ち、口から血を流している。ある女性乗客は、「オーマイゴッド、何をするの!」と大きな声で抗議している。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn