ワールド・フューチャー・カウンシル(WFC)と国連砂漠化対処条約(UNCCD)は22日に2017年の「未来政策賞」を発表した。世界で最も優れた砂漠化と土地退化対処に関する政策を表彰し、合わせて6ヶ国が受賞。そのなかで、中国は砂漠化への流れを逆転させたとして、2017年の「未来政策賞」の銀賞を受賞した。
「未来政策賞」は政治界のアカデミー賞とも呼ばれ、世界唯一の政策を奨励対象とする国際的な賞。世界未来委員会は毎年解決が迫られている環境問題を一つ選び、「未来政策賞」のテーマとしている。
2017年の「未来政策賞」は砂漠化防止をテーマとして選び、干ばつ地域住民の生産と生活を確実に保障し、国連の「砂漠化防止、退化した土地と土壌(砂漠化、干ばつと洪水の影響を受けた土地が含む)を修復し、世界土地退化の情勢を緩和する」という持続可能な目標の実現に役立つ政策が選出された。
砂漠化と土地退化現象は中国が直面している最も深刻な環境への脅威であり、その影響は4億人以上の人々に及んでいる。砂漠化を防止するために、中国政府は積極的に努力し、且つ著しい効果を生み出してきた。2002年に中国が発表した「中華人民共和国砂漠化対処法」は世界で初めての砂漠化防止を目指した総合的な法規であると同時に、中国は一連の砂漠化防止プロジェクトを実施してきた。
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