1つは、両国の実務協力の質的向上・高度化への転換だ。互いの努力で、中露経済協力は単なるエネルギー、製品貿易から、投資、ハイテク、金融、インフラ、農業など各分野の包括的協力へとすでに転換した。双方の設置した中露投資協力委員会はすでに4回会合を開き、73件の投資協力重点事業(総投資額100億ドル以上)を決定した。両国の貿易構造は最適化が進み、経済・貿易協力は規模・速度型から質・効益型への転換を加速している。これは中露協力が外部環境に依存しない、持続可能で互恵・ウィンウィンの発展路線を歩む助けになる。
もう1つは、具体的事業の協力から発展戦略の連結への転換だ。双方は実務協力の規模と質の同時向上を基礎に、「一帯一路」(the Belt and Road)建設とユーラシア経済連合の連結を着実に進めている。北極航路の共同開発・利用に伴い、濱海1号・2号国際交通運輸回廊など重要インフラ事業が着実に進み、「一帯一路」建設とユーラシア経済連合の連結が海陸一斉に進んでいる。これは双方の実務協力の飛躍だけでなく、最大の新興国と戦略パートナーである中露両国が発展戦略連結の新たなプロセスを開いたことを意味しており、さらに相互信頼が深化し、両国関係の長期的発展が揺るぎないものになるのは確実だ。
これは中露関係の健全で安定した発展という客観的必要性を反映しており、時と事に応じて主導的に行動するという主観的願いを体現してもいる。既存のものは補強し、「変量」には積極的に。中露包括的戦略協力パートナーシップは一層堅固になる。中露関係の素晴らしい未来へのわれわれの自信の源はここにある。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月25日
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