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長沙と鹿児島の友好都市提携35周年、友好の「アップグレード」目指す

人民網日本語版 2017年08月29日14:40

両地の友情の証として1株のモクセイを植える長沙市・鹿児島市の代表(撮影・劉着之)。

鹿児島市の森博幸市長一行が25日、長沙市を訪れ、両市の友好都市提携35周年記念イベントに出席、「長沙の日進月歩の進歩に、驚きと敬服を感じている。我々の交流が今後もさらに深まり、友好関係が経済・貿易協力のさらなる発展の一助となることを願っている」と挨拶した。中国新聞網が伝えた。

〇35年間の歴史を誇る強い絆がさらに新しいものに

1982年10月30日、長沙市と鹿児島市は友好都市を締結した。湖南省の省政府所在地である長沙は、「山水洲都(自然の秀麗な風景を擁する都)」、「東アジア文化の都」、「一帯一路(the Belt and Road)の重要な節目となる都市」などと称され、国内外にその名を馳せている。鹿児島市は、鹿児島県の県庁所在地で、同県の政治・経済・文化の中心であり、九州の最南端に位置する。約100年前、辛亥革命の先駆者である長沙出身の黄興が鹿児島に足を踏み入れ、両地の友好関係の序幕を開けた。

これまでに、長沙の暁園公園に鹿児島から贈呈された「友好平和」の青銅群像が建立された。鹿児島市の天保山公園には、長沙の愛晩亭を彷彿とさせるような「共月亭」が寄付によって建設された。毎年春になると、湖南省植物園では、鹿児島から運ばれてきた約3千本の桜が咲き誇り、市民の間で非常に人気が高いレジャースポットとなっている。このように、両都市の友好関係の雰囲気は、一般市民の生活の隅々にまで行きわたっている。

記念撮影を撮る、祝賀イベントに参加した双方の関係者(撮影・劉着之)。

森市長は、「今年は中日国交正常化45周年であると同時に、両市の友好都市締結35周年にあたる節目の年だ。我々は、この記念すべき年に、両都市の友好関係がさらに深まったことを目の当たりにすることができ、非常に喜ばしく思っている。鹿児島市は今年2月以降、書道交流イベントの開催、サッカー大会や卓球大会の共同開催を前向きに推し進めてきた。10月には、鹿児島市民の大型グループが観光旅行で長沙を訪れる予定があり、彼らは非常に楽しみにしている」と紹介した。

長沙市委員会常務委員を務める張迎春・常務副市長にとって、これまでの友好の歴史で最も印象的だったのは、2005年だったという。同年、鹿児島市の前向きな努力のおかげで、長沙は、引水・水質環境プロジェクトに運用される200億円の融資獲得に成功した。この融資は、同年の中国に対する日本からの最大規模の融資プロジェクトとなった。


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