ネット上に投稿された動画がきっかけで、ネット上で有名人となっていることに関して、Terry さんは「たまたま」としながら、ネットユーザーから称賛の声が上がっていることについては素直に「うれしい」と話した。また、「でも、僕はおばさんじゃない。僕のことは『西城区のおじさん』と呼ぶのが正しいね」と笑いながら話した。さらに、自分が「有名人」だと感じる瞬間について、「例えば、通学途中で、見ず知らずの高齢者たちに、『高天瑞!高天瑞!』と呼ばれる。これがいいことなのか、悪いことなのかよくわからないけど、気分はいいよ。自転車で出かける時も、近所の知らない人から、元気な声であいさつされる」という。
Terry さんは動画の撮影後にもらった赤い腕章をカバンに入れて、出かける時はいつも持ち歩いている。「ボランティア活動をたくさんしたわけではないため、なんだか申し訳ない感じがして、腕章をつけるのを躊躇してしまう。でも、今後時間があれば、ボランティア活動にできるだけ参加したい」とTerry さん。
話題が北京での暮らしに移ると、Terry さんは一層リラックスした様子で、「塩辛いものも、辛いものも大好き」と、食に関しては全く問題ないことを話した。また、「暇なときには市場で麺を買い、自宅で肉みそを作り、好きな野菜をのせて、好物のジャージャー麺を作って食べている。時間もかからず、とてもおいしい。ご飯を作りたくない時は、デリバリーアプリを使ってデリバリーしてもらう」とTerry さん。
「有名人」となり、他にもいいことがあったという。Terry さんが所属する会社の北京事務所が閉鎖となったため、今は学生ビザで中国に滞在しているものの、そのビザが9月8日に失効するため、その後どうするか悩んでいた。しかし、「西城区のおばさん」のPR動画に出演し、それがネット上に投稿されると、以前の同僚や連絡がずっとなかった友人たちから、「ニュースで見たよ」と連絡があり、「ビザが取れるようサポートできる」と言ってくれた人もいたという。今後について、Terry さんは、「タイやベトナムに行こうかとも考えているけど、米国には帰らないと思うよ」と話した。
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