■「中国年」に「コミュニティ」を拡大
上海臨港工業団地では、150万平方メートルの屋根が100メガワットの太陽光発電所へと変わる。今年7月、第1期工事の13メガワットのソーラーパネルが設置された。テスト・調整後、直ちに稼働できる。中国がBRICS新開発銀行を利用した初の融資事業であり、BRICS新開発銀行の調印した初の事業でもある。
7月2日、新開発銀行は今後5年間の全体戦略を公表。次の段階の業務の重点を持続可能な開発の分野に置き、引き続きBRICSのクリーンエネルギー及びインフラ整備に資金を提供することを明確にした。
今年1月1日、中国は正式にBRICS議長国を引き継ぎ、2017年BRICS「中国年」の幕を開いた。議長国就任以来、中国はBRICSの枠組で80余りの活動を開催し、BRICS政治・安全保障協力の拡大、BRICS経済・貿易協力組織の整備、「BRICSプラス」拡大モデルの検討など、BRICS協力体制整備のための提案を行った。相次いで開催されるBRICS活動、頻繁に発表されるBRICS文書は、BRICS体制が深さと幅の双方で急速に発展していることを反映している。
2017年、BRICSは価値が減損しないだけでなく、「コミュニティ」を徐々に拡大している。中国の提案した「BRICSプラス」は、BRICSと他の発展途上の大国及び途上国組織との対話を通じて、より広範なパートナーシップを構築し、BRICS「コミュニティ」を拡大し、BRICSの包摂性と開放性を体現し、「南南協力」をリードしただけでなく、グローバル・ガバナンスに新たな案を示した。
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